寒くなってきたけど不幸にならないコツを「じゃりン子チエ」のおバアから学ぶ
めっきり晩秋から初冬という感じですね。 先週までTシャツにパーカー1枚だったのですが流石に外にでると寒くなりました。
さて冬になってくると日が落ちるのも早くなって、日照時間が短いとちょっと元気の素が少なくなって・・・。 と僕なんかそうなります。 要するに寒くて暗いと気が滅入るわけですな。
しかしそんなことでは明るいビンボー生活は送れません。 そこで今回はちょいと趣旨が違うけど「不幸にならない」方法を名作マンガ「じゃりン子チエ」から引用します。 じゃりン子チエといえば徹底した大阪弁とシニカルなギャグが特長なのですが、それにしても何度読み返しても読み飽きない素晴らしい作品ですよね。
- 作者: はるき悦巳
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2013/04/22
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
ひもじい、寒い、もう死にたい。不幸はこの順番でやってくる。
そのじゃりン子チエなんですが、単行本5巻のエピソードです。
主人公チエちゃんの、最低だけどどこか憎めない父テツ。彼が「大阪カブの会」に(半ば無理やり)参加をしようとします。
ところが大阪府警はこのカブの会の開催情報をキャッチしていて、会が始まると参加者を一網打尽にしようとしています。
テツの親友の警官ミツルからその情報を「横流し」されたチエちゃんはテツの逮捕を防ごうとするのですが・・。
といったところのシーンです。
じゃりン子チエ はるき悦巳
父テツが逮捕されそうとあってラーメンが喉を通らないチエちゃん。
そこをおバアはんが諭していきます。
「人間に一番悪いのは腹がへるのと寒いゆうことですわ。」
ここで「!」となってるラーメン屋のオヤジは前ページで「みじめや。何もええことなかった・・・」と人生に絶望しています。
そしておバア「長いこと生きてますとな、ほんまに死にたいちゅうことが何回かありますのや。」
脂汗を流すオヤジ。まるで見透かされているようですが・・・。
じゃりン子チエ はるき悦巳
ひもじい・・・寒い・・・・・もお死にたい。これですわ。
「ウチいややなあ・・・」
「いややったら食べなはれ。」
「ひもじい、寒い、もう死にたい。不幸はこの順番で来ますのや」
この言葉にチエちゃんだけでなくオヤジも「まちがっていた・・」と自分を取り戻します。
次のページでは「ワシもラーメン食べよ。ドテラも買お。一から出直しや」
と明るい未来に向かって進もうとするのです。
いやー。どうですか! 一人の少女と一人のオヤジの魂を同時に救う、おバアの手練手管。 僕も寒くなるといつもこのエピソードを思い出しています。
それにしても子供の頃からじゃりン子チエは好きですが、ホントに名作ですよねこれ。 大人になって読むとまたさらに奥深さが分かって楽しめます。 オススメです。
じゃりン子チエ 全67巻完結(アクション・コミックス) [マーケットプレイス コミックセット]
- 作者: はるき悦巳
- 出版社/メーカー: 双葉社
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 29回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
↓気に入っていただけましたらポチッと!
にほんブログ村